職員のつぶやき:私的な読書感想文
2022-05-22
本当は今がまさに必読の『プーチン幻想 「ロシアの正体」と日本の危機』
を今回紹介したかったのですが、まだ読了に至っておらず…。
さて、何か良書はないかな・・・と図書館の文庫本コーナーで手に取って、
サクサク読み進めることができて即日読了した小説を紹介します。
『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』 講談社文庫 柚木裕子 著
五つの章に構成された内容で、主人公:上水流(かみづる)と助手:高山コンビ
が様々な事件に挑む、ミステリーがベースの勧善懲悪ストーリーです。
本書の紹介文に「著者の魅力全開、極上痛快エンターテインメント!」とあり、
「柚木裕子さん…はて、一度何かの作品を読んだことがあるような・・」と
読み進めながらぼんやり考えていたら、以前『盤上の向日葵』という作品で
楽しませてもらったことを思い出しました。
今作は「痛快エンターテイメント」の紹介文通り、『盤上の向日葵』のような
重厚感こそないものの、「読みだしたら止まらない」感で読者を魅了する作品
に仕上がっていると思います。
初版は2017年ですが、個人的にはせひ続編希望!そしてこれから著者の全
作品を読み進めていこうと、胸が高鳴っている今日この頃です。
コスモス苑 介護課長