ひな祭り蒸しケーキもあります。
3月3日はひな祭りです。昼食メニューは【桜ちらし・清汁・天ぷら・
菜の花の胡麻和え・果物盛り合わせ】でした。
皆さん『ご馳走だね』と喜んでいましたが、『今日は何の日でしょう
か?』との問いには『・・・』『何の日だっけ?』『3月3日ひな祭り
ですよ』とお伝えすると『そうだったね』と思い出してくださいました。
テレビのニュースでも職員の会話でもコロナウイルスの話題が多く、季節
の変わり目・行事も忘れがちになってしまうのでしょうか…。少し寂しく
感じてしまいました。
さて、話は戻り、感想をうかがいながら巡回していると『いちごまでついて…
高いのに』『天ぷらのキスってどんな魚なの?北海道でとれるの?』や、デイ
サービスの利用者様も『今日、利用してよかった』『もう一食食べたいわ』
等たくさんお話することができました。
午後のおやつは【ひな祭り蒸しケーキ】です。イチゴ味と抹茶味の蒸しケーキを
ひな人形に見立て、段飾り風のご提供です。
フロア職員も提供前に、入居者様に見せて回ってくれました。『わぁ~。かわ
いいね』と、皆さん思わず女子の顔に♡ひな祭りの歌♪を皆さんで歌って下さる
ユニットもありました。今年も楽しいひな祭りになったと思います。
コスモス苑月寒 管理栄養士
編集後記:
外出も慎重にならざるを得ないこの時期ですが、こういう時こそ晴耕雨読の精神で、読書
に邁進しています。今回は「大感動のスペクタル学術書!」(単行本の帯の紹介文より)
のご紹介です。
『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』 東畑開人 著、医学書院
臨床心理士の著者が、ケアとセラピーとは何かを、ストーリー仕立てでわかりやすく
読み解いてくれます。物語として面白く、セラピーにまつわる精神療法も随所で解説
され、援助者として勉強になります。個人的には、映画『もののけ姫』が要所で引用
されているのもツボです(私はジブリ映画で『もののけ姫』が、というかアシタカが
一番好きです)。
ふとした時に、その環境に閉塞感を感じるとことは誰にでもあると思いますが、「居る
のはつらいよ」という言葉が、少しだけ自分の心を軽くしてくれます。以上、生活相談員
のお勧めの一冊でした。