職員研修に参加してきました。
2019-11-21
11月16日(土)札幌徳州会病院 8階講堂で、徳洲会グループ
主催の「高齢者虐待・身体拘束防止研修」が開催されました。
当日は約60名の関連施設の職員が参加し、コスモス苑月寒の
生活相談員が「高齢者虐待防止について~理解、予防、実践の
視点~」というテーマで、約75分の講義を行いました。
高齢者虐待の発生件数は年々増加しており、我々福祉職は勿論、
一般市民の方々の関心も非常に高いと感じております。私も生活
相談員として高齢者虐待に関する知識は一通り持ち合わせている
つもりですが、今回講師を務めるにあたり、改めて高齢者虐待に
ついて学び直しました。
そこで実感したのは、常に専門知識を学び続けることが、高齢者
虐待の予防に特に重要であるということです。
厚生労働省の調査でも、虐待の発生要因で一番多いのが「教育・
知識・介護技術などに関する問題」、次いで「職員のストレスや
感情コントロールの問題」と公表されています。
また、被虐待者の状況として「要介護度が高い」「認知症状が重い」
方々が、より虐待を受けやすいとの結果も出ています。
我々対人援助職の専門家は、どのような行為が虐待に該当し、認知症
を患っている方がどのような症状の中で生きているかに思いを馳せ、
そして援助職自身のストレスケアにも関心を向けることが大切だと考え
ています。
コスモス苑月寒 生活相談員