生産性向上のジレンマ?
2024-04-08
私事ですが、最近ワイヤレスイヤホン内蔵型のスマートウォッチを
購入しました。スマートウォッチの外側にイヤホンが2個内蔵されて
おり、スマホとペアリングすることで音楽を聴くことができます。
また、スマホに電話やメールなどが来た時もスマートウォッチに
通知が来るので、スマホに電話がかかってきても気づかないことが
多い私には助かります。この数年はテクノロジーの進化を積極的
に利用していますが、反面で『スマホ脳』の著者アンデシュ・ハン
セン氏が提唱する「1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリ
スクを高める」という言葉が時折脳裏をかすめます・・・。
話は変わりますが、令和6年度介護報酬改定で「介護ロボットやICT等
のテクノロジーの活用促進」が明示されました。これは「介護現場にお
ける生産性の向上に資する取り組みの促進を図る観点から(中略)利用
者の安全並びに介護サービスの質の確保及び職員の負担軽減に資する
方策を検討する為の委員会の開催や必要な安全対策を講じ(後略)」と
されています。
介護職の人材不足という課題、そして介護職員の負担を軽減する為にも
テクノロジーを積極的に活用することが、介護業界にも本格的に求めら
れています。そのテクノロジーをどのように導入しその準備を進め、
いかに現場で有効に活用していくか、生産性向上の先に何があるのか。
これからの介護事業所には、その覚悟も求められてくるのだと思います。
コスモス苑 企画・連携室長