看取り介護に関する職員研修を開催しました。
2019-02-24
当施設では毎月、施設内で様々なテーマで職員研修を実施
しています。2月21日に、当施設でも積極的に取り組んでいる
「看取り介護」を題材に、「老衰」をテーマにした研修を実施
しました。講師に在宅クリニックそよ風 院長 吉崎秀夫様を
お招きし、1時間半弱に渡り質疑応答を交え講義して頂きました。
当施設では年間7名前後の方が、看取り介護を経て逝去され
ますが、殆どの方は「老衰」によってお亡くなりになります。
老衰について吉崎先生は以下のように説明して下さいました。
・老いて衰弱すること
・75歳以上の後期高齢者、多くは85歳以上の超高齢者
・食欲低下や嚥下機能の低下によって経口摂取が減り、
さらに体重が減少し、動く能力や認知機能が低下
した状態
その上で「“食べられなくなったら寿命”という考え方」
「自然経過で見ていくのが一番楽で、“枯れるようにして”
亡くなる」「“老衰”による死は自然死であり、自然の摂理
による究極の死に方である」とも教えて下さいました。
コスモス苑職員も上記の考え方を理解して看取り介護を
実践していますが、在宅でも看取りの経験が豊富な吉崎
先生に改めて教示頂くことで、これからの実践に大きな
励みを頂けたと考えています。講義中も職員からの質問に
適宜お答えいただき、双方向的で非常に貴重な研修でした。
月寒コスモス苑 生活相談員