私的な読書感想文:フォース、再び・・・
2022-03-12
歳を重ねるごとに自身の小説の嗜好がはっきりしてくると
思っていますが、だからこそ自分の嗜好に合う新しい
小説に出会えた時の喜びも、歳を重ねる毎に大きくな
ると思う今日この頃です。
『弱虫日記』 足立紳 著 講談社文庫
雑誌『ダ・ヴィンチ』で著書の作品を知り、私は今作が
2冊目の出会いです。一人の少年の葛藤と前進を描いた
成長譚で、ユーモラスに時に少年世界のリアルがテンポ
よく描かれています。
個人的にはスター・ウォーズのエピソードが要所で自然
に取り入れられているのがツボでした。特にラストの場面
が秀逸で、フォースの絆と素晴らしさ、そして著書の力量
に感動します。
スター・ウォーズといえば、遂にディズニープラスで今年
の5月に『オビ=ワン・ケノービ』の独占配信が発表され
ました。ジェダイ亡き後の世界でオビ=ワンが、アナキン
ことダース・ベイダーがどのように描かれていくのか、今
から非常に楽しみです。以上、お勧めの1冊でした。
コスモス苑 介護課長