彩世会新世紀へ
2024-01-05
正月や人肌恋しく熱燗を(拙句)
明けましておめでとうございます。
今年はいよいよ40床増床して100名定員の施設にコスモス苑がなる、
法人の新しい歴史を迎える年になります。完成は7月を予定しています。
とはいえ、今年は元旦から大きな事故が立て続けに起き、
慌ただしく悲しみに包まれた年明けになってしまいました。
福祉や介護を生業とするものは、
何より「想像力」を豊かに持っていなければならないというのが、私の哲学です。
正月早々に地震に見舞われ、命を落とした人、未だ瓦礫の下敷きになっている方、
罹災し着るものも取敢えず避難所で生活している方。
徳洲会のTMATの報告では、ほとんどの道路が通行できない状態になっているため、
救援物資も満足に届けられない状態とのこと。
この悲惨な状況に、我がことのように感じられる想像力。
またウクライナやガザで起きている無辜の民が無残に殺戮されている事実。
これらのことに痛みを感じられない者が、
いま目の前にいる入居者様や利用者さまの傷みや悲しみ苦しみを共感できるはずもありません。
彩世会の職員は、みな他者の傷みに共感できるメンバーが勤めております。
法人設立21年目を迎え、また札幌市内でも大型施設になる令和6年。
あらためて創立の理念「その人らしさを尊重」する介護を極めていきたいと思っています。
20年の歴史に慢心することなく、たゆまぬ努力を積み重ねていく所存です。
本年もよろしくお願いいたします。
コスモス苑 施設長