2月4日:全体研修を実施しました。
2016-02-05
2月4日(木)17:30より、札幌徳洲会病院の救急認定看護師の方を講師に
お招きし、「ハイムリック法と背部叩打(はいぶこうだ)法」という応急処置に
ついてご教授頂きました。当日は29名の職員が実技を学びました。
「ハイムリック法」「背部叩打法」とは、意識があるが「気道異物による窒息」を
起こしている方に対し、異物除去を試みる方法です。
まず「ハイムリック法」ですが、「腹部突き上げ法」とも言われており、救助者が
傷病者の後ろに回って腹部を圧迫する方法です。
一方の「背部叩打法」とは、「ハイムリック法」を実施することができない
妊婦や乳児、高度な肥満者に対して実施する方法です。文字通り患者の
後ろから手のひらの基部で、左右の肩胛骨の中間辺りを力強く何度も
叩く方法です(写真では伝わりにくいかもしれませんが、かなり強く
叩いています・・・)。
ご高齢の方々は飲み込む力が弱くなっている方が多い為、普段からの予防が
大切なのは言うまでもありません。しかし万が一食事中に窒息した場合には、速や
かな応急処置が必要とされます。その「万が一」に備えて日頃の心構えと訓練が
いかに重要かを、参加した職員も噛みしめておりました。
2週間後にも同様の研修を実施し、全職員が確実に応急処置の手技を習得し
ます。
月寒コスモス苑 生活相談員