パラスポーツに思うこと
前職の恵庭在住のころ「ふくし若衆」というボランティア組織を作って、
障がい者の方々の野外遊びやスポーツの支援に取り組んできました。
恵庭には障がい者スポーツでは有名な方が多数いらっしゃって、
車イスアーチェリーの全道記録保持者、ボーリングの全道3位、スキューバダイビングの2級保持者、
何より車イスマラソン・チェアスキーの最初期からの選手など。
障がいの程度も様々で、頚椎損傷・脊髄損傷・二分脊椎症・脳性マヒなど、色々な方がいました。
その方々と一緒に取り組んで強く感じたのは、スポーツをしているときは
純粋に選手として見てほしいという事です。障がいのある無しに関わらず。
元々パラスポーツは英国で戦傷軍人や生まれつきの障がいを持った方々への
リハビリの一環としてスタートしました。
それが広まり、記録を争い他国の障がい者と競うまでになりました。
リハビリからスポーツに変わっていったんですね。
まさに今、東京2020パラリンピックが開催されています。男子走り幅跳びなどは、
オリンピック選手と遜色ない飛距離を出しています。凄い。
彼ら彼女らは、完全なアスリートです。
例えばオリンピック銀メダル獲得で一躍脚光を浴びた、女子バスケの札幌出身でPGの町田選手と、
車イスバスケのローポインターでPGの柳本選手は、アスリートとしては全く同一です。
自分で走るか車イスで走るかの違い。
もちろんその違いはとてつもなく大きいのですが、アスリートとしての思いは同等です。
このコロナ禍の中での開催の是非はあえて問いません。
パラリンピックでは日本勢が大活躍しています。熱い声援を選手たちに送りましょう。