パラスポーツに思うこと

2021-09-03

     前職の恵庭在住のころ「ふくし若衆」というボランティア組織を作って、

障がい者の方々の野外遊びやスポーツの支援に取り組んできました。

恵庭には障がい者スポーツでは有名な方が多数いらっしゃって、

車イスアーチェリーの全道記録保持者、ボーリングの全道3位、スキューバダイビングの2級保持者、

何より車イスマラソン・チェアスキーの最初期からの選手など。

障がいの程度も様々で、頚椎損傷・脊髄損傷・二分脊椎症・脳性マヒなど、色々な方がいました。

その方々と一緒に取り組んで強く感じたのは、スポーツをしているときは

純粋に選手として見てほしいという事です。障がいのある無しに関わらず。

 元々パラスポーツは英国で戦傷軍人や生まれつきの障がいを持った方々への

リハビリの一環としてスタートしました。

それが広まり、記録を争い他国の障がい者と競うまでになりました。

リハビリからスポーツに変わっていったんですね。

 まさに今、東京2020パラリンピックが開催されています。男子走り幅跳びなどは、

オリンピック選手と遜色ない飛距離を出しています。凄い。

彼ら彼女らは、完全なアスリートです。

 例えばオリンピック銀メダル獲得で一躍脚光を浴びた、女子バスケの札幌出身でPGの町田選手と、

車イスバスケのローポインターでPGの柳本選手は、アスリートとしては全く同一です。

自分で走るか車イスで走るかの違い。

もちろんその違いはとてつもなく大きいのですが、アスリートとしての思いは同等です。

 このコロナ禍の中での開催の是非はあえて問いません。

パラリンピックでは日本勢が大活躍しています。熱い声援を選手たちに送りましょう。

       

                                                                        コスモス苑 施設長

                                            

                               

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