より良い人生を送るために・・・
昨日、業務の一環でメンタルヘルス講習というものに参加してきました。
会場にはたくさんの参加者が詰めかけており、「メンタルヘルス」に対する
関心の高さが伺えました。
「ストレス社会」と言われて久しいですが、だからこそ「精神的な健康」を
保つために、正しい知識が必要なのだと思います。
仕事でも家庭でも、ストレスを「ゼロ」にすることは不可能で、そのストレス
を「いかにコントロールするか」という視点が重要だと言われています。
仕事と家庭を無理に切り離すことは難しいと常々感じていますが、ストレス
コントロールの視点を仕事にも家庭にも活かすことで、より良い相乗効果を発揮
したいと思います(宣言?)。
改めて、仕事と家庭の質を上げる為にも、自己研鑽に励むことの大切さを学び
ました。奇しくも昨日の帰り道は軽い暴風雨でしたが、お陰で気持ちは晴れやか
なのでした。
月寒コスモス苑 生活相談員
編集後記:
趣味は読書と自負している相談員が、最近・過去に読んで気に入った本を
「私的な読書感想文」としてご紹介します。今回も誉田哲也さんの小説です。
『増山超能力師事務所』 誉田哲也 著、 文藝春秋
2013年に発表された作品で、先日文庫版が発刊された、新たな著者の代表作
です(と、個人的に思っています)。
「超能力者(師)」が一般市民に認知された日本社会を舞台に、7人の登場人物
(うち5名が超能力師)の視点で、短編連作として物語が展開します。
ストーリーテラーの本領発揮ともいえる本作は、軽快な物語の展開でありながら、
緻密な構成が絶妙です。更にユーモアとサスペンス要素の相乗効果で、最後まで
一気に読ませてくれます。そして最終章での物語が、次回作を期待せずにいられない
結末となっており、思わず「上手い」と唸らされます。正に、最初から最後まで全編
見せ場です。
また、社会全体では少数派の「超能力者」という設定が、マイノリティの葛藤と共生
という視点からも、示唆に富んでいると思います。あの感動から3年・・・。今年中に次回
作が発表されることを、切に願ってやまない今日この頃です。